子宮筋腫の症状

子宮筋腫になると様々な症状を感じる方がおられます。
その中でも多いのが「過多月経」や「月経困難症」です。
「月経困難症」
日常生活に支障が出るほど重い月経になることを言います。
月経が始まると仕事や家事ができなくなる状態や、寝込むほど辛い等の状態が月経困難症の特徴と言えます。
子宮に筋腫があると子宮の筋肉が収縮しにくくなるため、正常時よりも余計に収縮が起こってしまいます。
そういう理由で重い月経になってしまうと考えられています。
「過多月経」
月経時の出血量が異常に多い場合や、8日以上月経期間がある場合のことを言います。
さらには、月経以外の時に不正出血を起こすこともあります。
筋腫が子宮の粘膜の下に出来た場合、月経時に剥がれ落ちる子宮の粘膜の面積が広がってしまう為に、このような症状が起こると考えられています。
これらの症状とプラスして次のような不快な症状も現われます。
「貧血」
過多月経の方の場合、必要以上に血液が体外に出されるため、貧血を伴いやすくなります。
「便秘、頻尿」
筋腫が大きくなってくると、月経の異常だけでなく、子宮付近にある臓器も圧迫するようになってしまうため、便秘や頻尿などの症状が現われるそうです。
「腰痛」
子宮筋腫がない方でも、月経時に腰痛を感じる方は非常に多いとおもいます。
筋腫が大きくなってくると、骨盤内にある神経を筋腫が圧迫することがある為、通常よりも腰痛を強く現感じる事があると言われています。